ダイドーテック(株)
アルマイト処理のエキスパート、小ロット・特急対応などお気軽にご相談ください。

アルマイト処理の留意点

弊社のサービスをご利用になる前にお読みください。

  • アルマイト処理は塗装と違い、キズや汚れを隠す効果はありません。逆にキズや汚れを目立たす場合もございます。

  • 基本的にアルマイトの仕上がり具合は、元のアルミの状態に大きく左右されます。元が艶が無かったり、シミなどが目立つ場合は、アルマイト処理をしても艶がでたりシミが消えたりすることはありません。また、アルミの材質のむらは、シルバーだと目立ちませんが、色をつけると目立つようになることがあります。色合いについても材質により多少印象が異なる場合があります。

  • すでにアルマイトの処理がされているものを再処理する場合(他の色に変えるなど)は、剥離という処理をしてからアルマイト処理をするので、アルマイト処理代と別に剥離処理代の料金が発生します。また、表面を溶かす状態で剥離するので光沢がなくなりますし、ネジ孔などの寸法が変わります。

  • 処理の際に接点が必要となりますが、接点にはアルマイトはのらないので色も付着しません。接点の厳しい品物は必ず指定して下さい。

  • セット部品の中で、ボルトやネジなどだけアルミでないもの(鉄やステンレスなど)が含まれていることがありますが、その場合、ボルトやネジはアルマイトできませんのでご了承下さい。

まずはご相談ください!

 

アルマイトの問題解決事例

1. 精米機用 潤滑機能

上記の右にあるイラストのように精米機にはシュートという滑り台があります。お米の選定をするためにお米を滑らせると言う部品です。
微妙なお米の滑り具合を何回もトライしながらお客様と最適状態を作りました。微妙なお米の滑り具合を調整することだけでなく表面のシミやムラなどに対しても根気よく取り組みました。最終的にこの仕様を実現する潤滑材の選定と加工工程を作り上げました。

2. 長尺(4.0m)のアルミパイプのアルマイト

社内設計>製作の治具や工程設計について1つの治具の取り数や治具への取り付け時間の改善を図り繰り返しTRYを行い色々と工夫することによりお客様の要求されるQCDを実現させています。
以下の写真のように曲っているパイプへの対応も行っております。

3. アルマイト・カラーリング後の超精密品の精度・寸法のバラツキ合わせ

精密部品、特にネジ部分について、アルマイトの性質上ネジ部表面に付着するアルマイトとネジの材料内部に浸透するアルマイトがあります。一般的には50%対50%の膜厚になるといわれていますが膜厚は条件により変化するためお客様と協業させていただきお客様の切削寸法を微妙に調整させていただきながらアルマイトの膜厚のバラツキ分も考慮し要求寸法を満足する対応を取らせていただいています。

4. 装飾品のカラーリング光沢・色合わせ

装飾品など色に対しての御要求が厳しいお客様がおられます。色は人それぞれの感性による差があります。弊社は目視による判断と色を色差計により数値化したもの双方を複合的にコントロールしながらお客様の要求にお答えしています。
また量産時には染色用溶液質も刻々と変化していくため傾向管理し対応しています。
最終的にはお客様との協業により、相互に共通した判断基準を作り上げ限度見本による色味も含めた品質判断基準を共有し生産しております。

5. サンプル対応 夜納品で朝欲しいへの緊急対応

弊社の特徴である半自動/手動の生産/浴槽や治具の内製を生かして小回りの利くフレキシブルな生産を行うことで緊急依頼へ積極的に対応しております。

①設備用の部品1個の緊急対応
②海外からの荷物遅延による緊急対応
③突発不良による緊急対応

顧客満足向上を会社の文化として社員全員で取り組んでいます。納品遅れはここ数年起こしておらず、残業/休出もお客様の御要求を鑑みて適宜に行う体制を作っております。

 

最近の更新 2025年04月29日