アルミ材への硬質クロムメッキ処理

アルミニウムは、空気中の酸素と反応し、酸化アルミ（AI2O3）の皮膜に覆われています。
この酸化被膜は化学的に安定な物質で、メッキ処理を施すには、この酸化皮膜を除去してメッキを行う必要があります。
ですが硬質クロムメッキの場合、この酸化被膜を機械的に削りとったとしても、メッキ液に漬けたとたんにメッキ液による酸化反応により、酸化アルミの被膜が形成され、通常の手法ではメッキができません。

弊社では、硬質クロムメッキの前処理に、亜鉛を利用したジンケート処理法により、アルミニウムへの硬質クロムメッキを施すことを可能にしています。

タイでは、2015年の12月からアルミ材へのメッキラインの整備を開始し、テストメッキを進めてまいりました。
翌年6月に受注体制が整い、アルミ材への硬質クロムメッキの受注を開始いたしました。