ねじのスペシャリストである代表:山里 憲一郎氏にインタビューしました! |
ねじはなぜ締まるのか? |
例えば、六角ボルトとナットの間に板を入れてナットを手でクルクルと回していくとナットが板に接触し始めたところから固くなってきてある程度回すと手では回らなくなって中にはさんだ板が固定されています。ちょっとくらい振ったところでナットは緩んだりしません。 その答えは、軸力と摩擦力によるものです。先ほどの例で言うとナットをクルクルと締めこんでいくとナットが板に接触し始めたあたりからだんだん回す感覚が固くなってきます、それはその時にボルトが引っ張られて伸びているのです(図1)。 ある程度締めるとナットはちょっと振ったくらいでは外れないくらい固く締結できるようになります、それは伸びたボルトが戻ろうとする力が働き板をしっかりと締め付けているのです、この力が軸力です。またこの作用が働くことでボルトとナットの勘合部分やボルトと板、ナットと板の接触部分に増大した摩擦力が発生してナットが戻る方向に回転するのを防いでいるのです。(図2) | |
阪神ネジ(タイランド)の特長は何ですか? |
最大の特長は小ロット多品種にてネジを供給させて頂けることです。もちろん小箱単位等になってしまうことがありますがお客様がお使いになられる必要な数量に出来るだけ近づけ且つお客様の言われる納期に合わせていけることが特長です。 また、「ねじ」という商品は安価で小さなものと軽くみられる場合がありますが、お客様の製品の品質を左右し、また人の命に係わることもある大変重要な部品です。それを理解し品質の良いものだけをお客様にご提供させて頂いております。 |
阪神ネジ(タイランド)をどのような会社にしたいですか? |
阪神ネジ(タイランド)の経営理念は、「全従業員の物心両面の幸せを追及すると同時に世界のモノづくりに貢献する。」としております。これを実現する為にあらゆることをやっていきたいと思っています。 従業員さんの幸せを追及する為には当然、ねじをお客様に供給することによって対価を頂き、給料を持って帰って頂くことも大事ですが、それだけでなく阪神ネジ(タイランド)で働くことで自分でゼロから何かを作り出していく、社会に貢献していくということが何なのかを経験し、人として成長していくことで得られる幸せも大事にしております。 また同時に、タイでモノづくりに係わっている皆さまに、「そうそう、こういうねじ屋欲しかったんだよ!」と言ってくれるような製品、サービスのご提供また従業員さんの対応が出来るように日々精進していきたいと思っております。 |