加工部門
弊社は、耐熱塗料業界No.1であり、タイ国内にて製造販売しておりますOKITSUMO社のフッ素樹脂塗料navalon (ナヴァロン)を使用し、お客様の用途、目的、素材などの要求に応じた、表面処理の受託加工を行っています。
オーブン内の加工品に熱が確実に伝わっているか検知器で確認。
※ 焼付において最重要となるポイントです ※ (クリック・拡大してご覧いただけます) | バッチオーブン 全3台
ワークサイズや生産量により、最適な焼成炉を選定 |
フッ素樹脂とは、フッ素原子と炭素原子を結合させた合成樹脂(プラスチック)の総称です。結合する原子によって性質は異なるため、フッ素樹脂は様々な種類に分かれます。離型性・耐食性・潤滑性に優れた性質を兼ね備えており、その特性を生かして食品・化学・半導体・液晶・自動車など様々な分野で活躍しています。
| フッ素樹脂の特性 |
| ① 離型性■フッ素樹脂が利用される最大の理由 離型性とは表面に粘着や焼き付きを起こさない性質のことをいいます。 非粘着性ともいわれ、フッ素樹脂の中でも最も代表的な使い方です。
食品関連におけるフッ素樹脂といえばフライパンのコーティング(テフロン加工)が 有名ですが、工業関連ではゴム素材やウレタン素材の成形用金型などに利用されています。
■離型のコーティング 離型にはポリテトラフルオロエチレンというフッ素樹脂原料が重合したPTFEが最も利用されています。
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| ② 耐食性■耐薬品性・耐腐食性・耐熱性という優れた特色 耐食とは腐食を防止することをいいます。 過酷な環境にも適応できるようにするための耐候性、化学プラント向けの用途や不純物の溶出防止、内容物の保護など、幅広い分野で活用されています。
■耐食のコーティング 耐食にはテトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレン(どちらもフッ素樹脂原料)が共重合したFEPとPFAや、テトラフルオロエチレン(C2F4)とエチレン(C2H4)の共重合体ETFEなどが多く利用されています。
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| ③ 潤滑性■潤滑油を使用することなく、低摩擦性を実現 潤滑性とは潤いを与えることで動きが滑らかになり摩擦が減少する性質をいいます。 潤滑油を使用しなくても円滑な滑り具合を維持することができるため、幅広い用途で利用されています。 たとえば工業製品を扱う現場でネジに潤滑性を付加した場合、非常に折れにくくなります。 つまり潤滑性は作業効率を高めるだけでなく、安全性の向上にも貢献いたします。
■潤滑のコーティング 潤滑には主として変性タイプのPTFEが多く利用されています。
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►フッ素樹脂コーティング 事例紹介はこちら
| 凹凸非粘着加工 |
| 大変ご好評をいただいている接着工程で実績を持つコーティングです。
フッ素樹脂加工とは非粘着への発想が異なり、表面のザラザラ感が決め手です。
►事例紹介はこちら |
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| ジンクフレーク防錆コーティング |
クロムフリーの超防錆コーティングです。
めっきに変わる次世代の防錆処理として注目され、トップコートをプラスすることで、潤滑性アップやトルクの安定等複合した特性を発揮致します。
弊社ではATOTECH社のZINTECH®を使用し加工しています。
| | フッ素共析めっき |
サービス開始以来、大変ご好評をいただいている潤滑めっきです。
めっきによる材料の硬度アップに加え、PTFEの潤滑性を併せ持つめっきです。
塗装と違い、狭い隙間にも、均一な被膜が形成されます。
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