11年成長率、再び下方修正=洪水被害が予想上回る-タイ財務省
昨年12月29日付のタイ英字紙バンコク・ポストによると、タイ財務省のソムチャイ財政政策局長は、2011年の国内総生産(GDP)成長率が前年比1.1%増にとどまるとの見通しを明らかにした。11年の成長率は当初4.5%と見込んでいたが、洪水被害の拡大を受け、1.7%まで落ち込むと見通しを修正。しかし工業部門や農業、輸出に与える影響がさらに拡大しているとして再び下方修正した。
昨年1~9月期のGDP成長率は3.1%増だった。しかし洪水が広がった10~12月期は前年同期比でマイナスになる見込みで、通年でもわずかな伸びにとどまる。11年の経済成長率については、タイ中央銀行が10月に前年比2.6%とした後、12月初めに1.8%に下方修正していた。タイ国家社会経済開発庁(NESDB)は11月に1.5%、経済担当のキティラット副首相兼商業相は1~1.7%と予想していた。
一方、ソムチャイ局長は、12年のタイ経済は急回復し成長率は5%を達成できるとの見方を示した。経済状況が通常状態に戻るのに加えて、政府の洪水復興予算が成長率を上押しするとの認識を示した。
日付 : 2012年01月05日
By : 時事速報
昨年1~9月期のGDP成長率は3.1%増だった。しかし洪水が広がった10~12月期は前年同期比でマイナスになる見込みで、通年でもわずかな伸びにとどまる。11年の経済成長率については、タイ中央銀行が10月に前年比2.6%とした後、12月初めに1.8%に下方修正していた。タイ国家社会経済開発庁(NESDB)は11月に1.5%、経済担当のキティラット副首相兼商業相は1~1.7%と予想していた。
一方、ソムチャイ局長は、12年のタイ経済は急回復し成長率は5%を達成できるとの見方を示した。経済状況が通常状態に戻るのに加えて、政府の洪水復興予算が成長率を上押しするとの認識を示した。
日付 : 2012年01月05日
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