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キヤノン、タイに複合機の生産工場を建設 来年4月稼働、150億円投資

 キヤノンは5日、タイ中部プラチンブリ県にデジタル複合機を生産する新工場を建設すると発表した。総投資額は150億円。2月に工事着工し、2013年4月の操業開始を目指す。

 キヤノンは昨年9月、新工場建設に向け、同県304工業団地に全額出資子会社「キヤノン プラチンブリ タイ」(資本金60億円)を設立した。13年末の従業員数は1000人の予定。タイ新工場では、普及クラス(中低速機)のデジタル複合機と部品生産を行う。同クラスの製品は、これまで中国・蘇州工場で生産してきたが、新興国を中心に販売が伸びているため、生産拠点の拡大を決めた。日本の茨城工場は、複合機のマザー工場と位置付け、高付加価値品の生産や海外工場の指導などを行っていく。

 プラチンブリ県の新工場は、敷地面積28万平方メートル、延床面積7万2300平方メートル。キヤノンは、同県に新工場を建設することについて、「周辺地域に部品関連の企業が多く、安定的な電力供給が見込める」としたほか、「継続的な人材確保も期待できるため」としている。


日付 : 2012年01月06日

By : 時事速報

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