タイ工業省のウィトゥン次官は、浸水被害を受けていた７工業団地（サハラタナナコン、ロジャナ、ハイテック、バンパイン、ファクトリーランド、ナワナコン、バンガディ）に対し、防水堤の設計書作成を月内に完了させるよう指示したことを明らかにした。

　同次官によると、工業省はこのほど、防水堤建設計画の基本となる枠組みを各団地に送付。各社はそれに基づいて、それぞれに合致した設計書を作成し、貯蓄銀行に融資を申請する。雨期が始まる前までに完工させるよう３月にも着工するべきだと見ている。

　７団地内の工場については、全体の７割が今月中に操業を再開し、今年半ばまでにはすべてが生産を正常化すると見込んでいる。

　一方、工業団地公社は、管理下のラカバン、バンチャン、バンプリの３工業団地の防水堤建設に向けた融資計画を検討している。これら３団地は浸水しなかったものの、危険性があると見られている。


日付 : 2012年01月13日

By : 時事速報