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三井化学、タイでポリプロピレンの生産能力増強=自動車向け需要増に対応

 三井化学は17日、タイ東部ラヨン県の工場で、ポリプロピレンの生産能力を増強すると発表した。年産能力を現在の12万2000トンから今年9月をめどに14万トンに拡大し、自動車向け需要の増加に対応する。投資額は非公表。

 三井化学のタイ合弁会社「グランド・サイアム・コンポジット」は、自動車バンパーなどに使用するポリプロピレンを生産。三井化学は、今年度からスタートした3カ年計画で世界トップを目指す5事業を強化する方針を打ち出し、ポリプロピレン事業はそのうちの1つ。既にアメリカやメキシコなどで生産体制を強化し、今回タイについても増強を図ることにした。

 同社IR・広報部は、タイ工場の増強について、「昨年の洪水でタイ自動車生産は一時的な影響が出たが、同国が将来も東南アジア最大の自動車生産・輸出拠点であることに変わりはない」と判断したとし、「伸長著しいインドネシアなど周辺国の需要を積極的に取り込み、域内のプレゼンスを高める」としている。


日付 : 2012年01月17日

By : 時事速報

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