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トヨタ、タイ中部に新工場建設 計198億円投資、年産76万台体制に

 トヨタ自動車のタイ現地法人の棚田京一社長は17日、バンコクで記者会見し、タイ国内の生産体制を強化すると発表した。同国中部チャチュンサオ県ゲートウェイ工業団地に乗用車の新工場を建設するほか、休止中の工場を再稼働させる。投資額は計82億バーツ(約198億円)。タイの生産拠点は現在の3カ所から5カ所に拡大し、国内の年産能力は、現行の65万台から76万台に増強される。

 ゲートウェイ工業団地には、既に「カローラ」や「カムリ」を生産する工場があるが、年産7万台の第2工場を建設する。タイ政府が奨励する環境対応型の小型車「エコカー」などを生産する計画で、投資額は70億バーツ(約169億円)を予定。2013年7月の完成を目指し、従業員数は1500人超の見通し。また第1工場についても今年5月から2万台増やす。

 一方、今年12月をめどにバンコク郊外で一時休止しているグループ会社「タイ・オートワークス」の工場を再稼働させる。同工場は10年5月、新興国向け戦略車の生産集約化の一環で生産を休止した。同工場は、スポーツ用多目的車(SUV)を生産していたが、「再稼働後は、現在タイで生産していないモデルを作る」(棚田社長)としている。同工場の年産能力は1万8000台。投資額は約12億バーツ(約29億円)。


日付 : 2012年01月18日

By : 時事速報

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