12年世界販売、400万台強へ タイ工場、4月再開目指す-ホンダ社長
ホンダの伊東孝紳社長は19日、インタビューに応じ、2012年の自動車の世界販売台数について「400万台以上はやりたい」と述べ、過去最高水準を目指す考えを明らかにした。大洪水で被災し操業停止中のタイ四輪工場に関しては「車体組み立ては4月初めから稼働できるよう、作業を加速している」と述べた。
12年の地域別販売台数は、米国で「シビック」「CR-V」をけん引役に143万台、中国で75万台を見込む。国内に関しては言及を避けたが「軽自動車を切り札に大きく伸ばしたい」と強調。このうち軽は、昨年末発売の「N BOX」や今後投入を計画する同車両の派生商品などにより「(12年度で)現行比倍増の28万台程度を狙う」と述べた。
水没したタイ四輪工場の製造設備について「車両組み立て向けは清掃で対応可能だが、エンジン用はダメージが大きい」と指摘。エンジン生産の再開には時間がかかるとの見通しを示した。その間、日本や米国などからの供給で対応する考えだ。
一方、歴史的な円高で輸出環境が厳しくなる中、「国内生産は100万台で構える」と述べ、軽の国内販売の伸びなどで現行水準を維持する意向を示した。
日付 : 2012年01月20日
By : 時事速報
12年の地域別販売台数は、米国で「シビック」「CR-V」をけん引役に143万台、中国で75万台を見込む。国内に関しては言及を避けたが「軽自動車を切り札に大きく伸ばしたい」と強調。このうち軽は、昨年末発売の「N BOX」や今後投入を計画する同車両の派生商品などにより「(12年度で)現行比倍増の28万台程度を狙う」と述べた。
水没したタイ四輪工場の製造設備について「車両組み立て向けは清掃で対応可能だが、エンジン用はダメージが大きい」と指摘。エンジン生産の再開には時間がかかるとの見通しを示した。その間、日本や米国などからの供給で対応する考えだ。
一方、歴史的な円高で輸出環境が厳しくなる中、「国内生産は100万台で構える」と述べ、軽の国内販売の伸びなどで現行水準を維持する意向を示した。
日付 : 2012年01月20日
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