軽油の間接税免除、2月末まで延長=物価上昇を抑制-閣議
タイ政府は24日の定例閣議で、軽油に課す間接税の免除期間を1カ月延長し、2月末までとすることを承認した。物価上昇の抑制が目的。
軽油間接税は1リットル当たり5.31バーツ。前民主党政権は、物価上昇を抑制する目的で昨年4月から同9月までこれを免除することを決定。インラック現政権はこの政策を引き継ぎ、今月末まで延長することを決めていたが、軽油価格の上昇は物価上昇に直結するとし、間接税の免除期間再延長を判断した。
財務省は、1カ月延長に伴う税収減を約90億バーツと試算している。政府は今後、間接税を再導入するかどうかについて、原油の価格動向を踏まえ、月ごとに判断していく予定。
一方、24日付のタイ紙ネウナー(10面)によると、エネルギー省のノークン次官は、ガソリンについて、国家石油基金への納付金徴収を予定通り進める方針だと話した。今月16日に1バーツを徴収し、2月16日は2バーツに引き上げるという。
タイ貢献党政権は、選挙公約の一つとしてガソリンと軽油の小売価格を大幅に値下げするため、昨年8月27日に国家石油基金への納付金を一時免除することを決めた。しかし、同9月末に開かれた国家エネルギー政策委員会(委員長・インラック首相)は、今月16日から納付金徴収を再開することを決定していた。ノークン次官は、「今後、従来の水準(1リットル当たり7~8バーツ)に戻すまで、月1バーツずつ引き上げていく」と話している。
日付 : 2012年01月25日
By : 時事速報
軽油間接税は1リットル当たり5.31バーツ。前民主党政権は、物価上昇を抑制する目的で昨年4月から同9月までこれを免除することを決定。インラック現政権はこの政策を引き継ぎ、今月末まで延長することを決めていたが、軽油価格の上昇は物価上昇に直結するとし、間接税の免除期間再延長を判断した。
財務省は、1カ月延長に伴う税収減を約90億バーツと試算している。政府は今後、間接税を再導入するかどうかについて、原油の価格動向を踏まえ、月ごとに判断していく予定。
一方、24日付のタイ紙ネウナー(10面)によると、エネルギー省のノークン次官は、ガソリンについて、国家石油基金への納付金徴収を予定通り進める方針だと話した。今月16日に1バーツを徴収し、2月16日は2バーツに引き上げるという。
タイ貢献党政権は、選挙公約の一つとしてガソリンと軽油の小売価格を大幅に値下げするため、昨年8月27日に国家石油基金への納付金を一時免除することを決めた。しかし、同9月末に開かれた国家エネルギー政策委員会(委員長・インラック首相)は、今月16日から納付金徴収を再開することを決定していた。ノークン次官は、「今後、従来の水準(1リットル当たり7~8バーツ)に戻すまで、月1バーツずつ引き上げていく」と話している。
日付 : 2012年01月25日
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