タイ建設大手イタリアンタイ・デベロップメントは３１日、中部アユタヤ県ロジャナ工業団地
から防水堤を受注したと発表した。受注額は２１億７２１０万バーツ。今月２７日に調印し、７カ月後に完成する。

　ロジャナ工業団地は昨年１０月に洪水で浸水被害を受けた。同団地に入居するホンダの四輪車工場やニコンのデジカメ工場などが浸水し、操業停止に追い込まれた。大半の企業は今年４月までに操業再開する予定だが、電子部品を生産するアピックヤマダ、住友金属鉱山のタイ子会社、加賀電子、米オン・セミコンダクター（旧三洋半導体）が工場閉鎖を決めている。

　地元紙によると、ロジャナ工業団地は、再発防止のため高さ６メートルの防水堤を工業団地の周りに築くことにしている。


日付 : 2012年02月01日

By : 時事速報