約3割の256工場が生産再開 洪水被害の7工業団地-タイ工業省
タイ工業省筋は、洪水被害を受けたアユタヤ、パトゥムタニ両県の7工業団地内の工場のうち、これまでに256工場が何らかの形で生産再開にこぎ着けたことを明らかにした。7団地内の工場は計888カ所のため、全体の29%が操業を始めたことになる。
7団地のうち、ファクトリーランドは全93カ所がいずれも再開したが、バンパインは全90カ所のうち約半数の45カ所、ハイテックは全143カ所のうち44カ所、サハラタナナコンは全46カ所のうち9カ所、ロジャナは全245カ所のうち31カ所、ナワナコンは全227カ所のうち29カ所、バンガディは全44カ所のうち5カ所と、各工業団地によって再開に向けたスピードにはばらつきがあることがうかがえる。
工業省筋によると、被害工場の7割は機械設備の修理を実施したが、新規に入れ替えを行った工場も3割あるという。操業再開の遅れについては、保険会社による損害調査が遅れていたり、機械設備や交換用部品の輸入に時間がかかったりするケースがあるため。
ウィトゥン工業次官は、各団地の復旧作業を統括する作業部会に対し、(1)操業していない工場がいつ再開できるか(2)国内の別の地域に移転する工場は何カ所に上るか(3)海外移転する工場は何カ所か-の3点を早急に調査するよう指示した。
一方、タイ投資促進委員会(BOI)はこれまで、浸水被害を受けた154社による総額215億200万バーツ相当の機械設備や原材料の輸入に対し、関税を免除した。また、機械設備の修理などのために訪タイする81社からの外国人技術者356人には、査証(ビザ)や労働許可証(ワークパーミット)を発行した。
日付 : 2012年02月02日
By : 時事速報
7団地のうち、ファクトリーランドは全93カ所がいずれも再開したが、バンパインは全90カ所のうち約半数の45カ所、ハイテックは全143カ所のうち44カ所、サハラタナナコンは全46カ所のうち9カ所、ロジャナは全245カ所のうち31カ所、ナワナコンは全227カ所のうち29カ所、バンガディは全44カ所のうち5カ所と、各工業団地によって再開に向けたスピードにはばらつきがあることがうかがえる。
工業省筋によると、被害工場の7割は機械設備の修理を実施したが、新規に入れ替えを行った工場も3割あるという。操業再開の遅れについては、保険会社による損害調査が遅れていたり、機械設備や交換用部品の輸入に時間がかかったりするケースがあるため。
ウィトゥン工業次官は、各団地の復旧作業を統括する作業部会に対し、(1)操業していない工場がいつ再開できるか(2)国内の別の地域に移転する工場は何カ所に上るか(3)海外移転する工場は何カ所か-の3点を早急に調査するよう指示した。
一方、タイ投資促進委員会(BOI)はこれまで、浸水被害を受けた154社による総額215億200万バーツ相当の機械設備や原材料の輸入に対し、関税を免除した。また、機械設備の修理などのために訪タイする81社からの外国人技術者356人には、査証(ビザ)や労働許可証(ワークパーミット)を発行した。
日付 : 2012年02月02日
By : 時事速報