タイ・インドFTA 首脳会談で年内署名目指す
ジンラック首相は一月二六日、3日間のインド訪問の締めくくりにあたって記者会見し、タイ・インド間の自由貿易協定(FTA)の交渉を三月までにまとめたい意向を示した。ジンラック首相はインドのシン首相との首脳会談で、両国が戦略的パートナーシップを結ぶことで合意、経済、科学、文化、教育、軍事面の二国間関係を強化する6つの協定が交わされたことを明らかにした。
タイ、インド両国は二国間FTAの締結を進めるため、二〇〇三年一〇月に枠組協定を取り交わしていた。FTAが正式に発効する前にその果実を得るため、一部品目の関税引き下げを先行実施する「アーリーハーベスト」のスキームが設けられ、〇四年九月よりマンゴスチン、ドリアン、ランブータンなどの果物、水産缶詰などの食品、ポリプロピレンなどの石化製品、扇風機、エアコン、冷蔵庫、テレビなどの家電製品、自動車部品など82品目を対象に関税の引き下げが実現しているが、FTAの交渉は難航し、交渉妥結に至っていない。枠組協定は〇五年三月までに交渉を終え、同年に発効させ、二〇一〇年までに関税を撤廃するとしていた。
ジンラック首相はインドとのFTA交渉を急ぎ、一四年までに二国間貿易額を2倍に増やしたいと述べている。一一年の二国間貿易額は82億㌦で、前年比23%増。タイは対インド貿易で21億6000万㌦の黒字を計上している。
日付 : 2012年01月30日
By : 週刊タイ経済
タイ、インド両国は二国間FTAの締結を進めるため、二〇〇三年一〇月に枠組協定を取り交わしていた。FTAが正式に発効する前にその果実を得るため、一部品目の関税引き下げを先行実施する「アーリーハーベスト」のスキームが設けられ、〇四年九月よりマンゴスチン、ドリアン、ランブータンなどの果物、水産缶詰などの食品、ポリプロピレンなどの石化製品、扇風機、エアコン、冷蔵庫、テレビなどの家電製品、自動車部品など82品目を対象に関税の引き下げが実現しているが、FTAの交渉は難航し、交渉妥結に至っていない。枠組協定は〇五年三月までに交渉を終え、同年に発効させ、二〇一〇年までに関税を撤廃するとしていた。
ジンラック首相はインドとのFTA交渉を急ぎ、一四年までに二国間貿易額を2倍に増やしたいと述べている。一一年の二国間貿易額は82億㌦で、前年比23%増。タイは対インド貿易で21億6000万㌦の黒字を計上している。
日付 : 2012年01月30日
By : 週刊タイ経済