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ヤンマー、13年度にベトナムで農機販売へ=タイから製品輸出

 ヤンマーは2013年度からベトナムで農業機械の販売を始めるため、本格的な市場調査を開始した。今年度中にタイの拠点でベトナム向けの低価格帯農業機械の開発を進めるほか、販売代理店の確保に動く。ベトナムはタイと同様に、日本に近い形の稲作が行われているため、同社の農業機械が参入しやすいと判断した。

 ヤンマーは、ベトナムでは既にシンガポール現地法人の出先事務所が船舶用エンジン・部品の販売を扱っている。ここに新たにタイから土起こし用のトラクターや稲作向けコンバインなどの農業機械の投入を図る。製品はタイから輸出する。売り上げ目標などは明らかにしなかった。

 同社は、アジアではタイや中国で大型農機の販売を行ってきたが、「アジアの中で次」(同社)となる市場は、需要の伸びているベトナムになると判断した。インドネシアでも小型農機の販売を行っているが、大型のものは日本の農業に近いタイやベトナムが適しているという。

 同社は、農業用トラクターは日本で年間2万台を生産しているのに対し、タイでは4000台。ベトナムでの販売が開始されれば、タイでの生産量がさらに伸びる見通し。


日付 : 2012年02月03日

By : 時事速報

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