タイで制御機器、小型家電品などを生産しているパナソニック・グループの工場が、中部パ
トゥムタニ県ナワナコン工業団地から東北部コンケン県に生産の一部を移管する方向で調整を始めていることが７日、明らかになった。ナワナコン工業団地の拠点は維持する一方、制御機器生産の一部を既存のコンケン工場に移す。

　一部移転を検討しているのは、旧パナソニック電工のパナソニック・マニファクチャリングの工場。同社は小型家電製品のほか制御機器を生産していたが、昨年の洪水で休止。このうち制御機器は、コンケン工場に設備を移し代替生産を行ってきた。同社は事業再配置の一環として、今後もコンケンでの生産を継続する方針で、同生産に関わっていたナワナコンの従業員数百人に同工場への異動を提案し、話し合いを進めている。


日付 : 2012年02月08日

By : 時事速報