ホンダのロジャナ工場 三月下旬に操業再開へ
ホンダ・オートモービル(タイランド)社は一月三一日、アユタヤ県ロジャナ工業団地にある工場の操業を三月下旬に再開すると発表した。顧客への納車は四月から始める。
ピタック・プリティサーリコン上級副社長は、東日本大震災とタイ大洪水に直面した一一年はホンダにとって受難の年になったと述べている。ロジャナ工場は一〇月以降、操業停止を余儀無くされ、販売にも影響を及ぼした。ホンダは全力を挙げて工場の早期復旧に取り組んでおり、機械の設置と各種の試験を始めているところで、三月下旬には間違いなく生産を再開できるとしている。ピタック氏は、ホンダが工場の一刻も早い操業再開のため一二月終わり時点で機械の全面入れ替えを決断したことを明らかにしている。
ホンダはタイからの部品供給不足でASEAN域内の工場の操業にも支障を来たしているが、海外からの代替部品調達の目途がつきつつあり、ASEANの他の拠点についても四月には正常操業が可能になる見通し。このほかにホンダは、タイで販売する乗用車を日本から輸入する計画で、「ジャズ」と「アコード」の輸入の準備を進めている。「シティ」と「ブリオ」については、タイがグローバル生産拠点になっているため輸入調達を断念、工場の操業再開を待つ。ジャズは4000台、アコードは2000台を日本から輸入する計画で、輸入モデルは二月下旬から納車を開始する。タイ政府は工場が被災したホンダに対し、タイで生産していたのと同種モデルの完成車の無税輸入を許可している。
ピタック氏は、水に浸かった1055台の完成車について、すべてのスクラップ処分を二月二五日までに終了することも明らかにしている。
日付 : 2012年02月06日
By : 週刊タイ経済
ピタック・プリティサーリコン上級副社長は、東日本大震災とタイ大洪水に直面した一一年はホンダにとって受難の年になったと述べている。ロジャナ工場は一〇月以降、操業停止を余儀無くされ、販売にも影響を及ぼした。ホンダは全力を挙げて工場の早期復旧に取り組んでおり、機械の設置と各種の試験を始めているところで、三月下旬には間違いなく生産を再開できるとしている。ピタック氏は、ホンダが工場の一刻も早い操業再開のため一二月終わり時点で機械の全面入れ替えを決断したことを明らかにしている。
ホンダはタイからの部品供給不足でASEAN域内の工場の操業にも支障を来たしているが、海外からの代替部品調達の目途がつきつつあり、ASEANの他の拠点についても四月には正常操業が可能になる見通し。このほかにホンダは、タイで販売する乗用車を日本から輸入する計画で、「ジャズ」と「アコード」の輸入の準備を進めている。「シティ」と「ブリオ」については、タイがグローバル生産拠点になっているため輸入調達を断念、工場の操業再開を待つ。ジャズは4000台、アコードは2000台を日本から輸入する計画で、輸入モデルは二月下旬から納車を開始する。タイ政府は工場が被災したホンダに対し、タイで生産していたのと同種モデルの完成車の無税輸入を許可している。
ピタック氏は、水に浸かった1055台の完成車について、すべてのスクラップ処分を二月二五日までに終了することも明らかにしている。
日付 : 2012年02月06日
By : 週刊タイ経済