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住生活、ベトナムで住宅用サッシ生産 タイ工場とリスク分散-投資額300億円

 住生活グループは今秋にも子会社のLIXILを通じ、ベトナム南部ドンナイ省で住宅用サッシの新工場建設に取り掛かる。投資額は約300億円で、2013年10月の竣工を見込む。グループの海外売り上げ増強策の一環で、洪水被害を受けたタイ工場とのリスク分散も図る。

 同社は現在、住宅用サッシを日本で7割、タイで3割を生産している。ベトナム工場では年間3万トンの生産を見込んでおり、全社で1割程度の増産になるという。工場の敷地面積は55万平方メートルを予定し、建屋面積は未定。着工に向けて現地法人「リクシル・グローバル・マニュファクチャリング・ベトナム」(ドンナイ省)の設立準備も進めている。

 ベトナムはインフレなどの問題があるが、「長期的には東南アジア諸国連合(ASEAN)における成長国であるのは確実。周辺国へのアクセスも良く、別のグループ会社が既にあるので土地勘もある」(担当者)ことが進出の理由で、ベトナム人労働者の勤勉性も評価しているという。従業員の確保はこれから進めていく方針。

 製品の販売先はベトナム国内を含めたASEAN全域を見込む。


日付 : 2012年02月21日

By : 時事速報

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