タイの不動産大手ＴＣＣランド・グループは２３日、記者会見し、２０１２年の事業計画について発表した。それによると、１２年のホテルや小売り事業への投資額はほぼ１００億バーツを予定している。

　パノット副社長によると、ホテルへの投資額は６０億バーツで、バンコクや地方で既存ホテルの改装と新設を進める。小売り業への投資額は３１億６０００万バーツ。バンコク・チャオプラヤ川沿いでの商業施設「アジアティーク・ザ・リバーフロント」、ＢＴＳスカイトレイン（高架鉄道）のエカマイ駅前に直接する８階建ての大型商業施設「ゲートウェイ・エカマイ」の２件が主な開発プロジェクトになるという。アジアティークへの投資額は約１０億バーツで、４月オープン予定。ゲートウェイは第２四半期中の開業を目指す。

　ゲートウェイの延べ床面積は９万３０００平方メートル。約３分の１をテナントスペースに充てる。投資額は２０億バーツ。日本的な雰囲気を提供する「ライフスタイルモール」をコンセプトに開発した。

　施設内には、日本のラーメンチェーン「幸楽苑」や、「がってん寿司」などがタイに初進出。また日本のドラッグストアチェーン、「ツルハドラッグ」も第１号店を出店する。


日付 : 2012年02月27日

By : 時事速報