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ミャンマーに駐在員事務所開設を申請=農業用機械を輸出-クボタ

 クボタは28日、ミャンマーのヤンゴン市内に駐在員事務所を新設する申請をしたことを明らかにした。8月ごろの開設を見込む。農業用機械をタイなどから輸出するほか、過去に技術協力を行った同国の国営工場の改修を支援する方針。将来は年間100億円の売上高を見込む。

 同社によると、ミャンマーのコメの作付け面積は1060万ヘクタールとタイの1600万ヘクタールには及ばないが、一定の市場規模が見込める。また、1960年代に鋳物やポンプ、エンジンなどを製造する国営工場の建設に協力した経緯から、そこから農業用機械などの部品をタイの自社工場に輸出することも検討している。

 このほか、ミャンマー向けの貿易保険が利用しやすくなったことや、民主化の進展による欧米の経済制裁が解除される可能性が強まっていることも進出の決断を後押しした。

 同事務所には日本人社員1人を配置し、情報収集などを行う。国営工場はヤンゴンから北方に位置するシンデにあるという。


日付 : 2012年02月28日

By : 時事速報

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