タイ投資促進委員会（ＢＯＩ）のワサナ対外投資協力事務局長は、ＢＯＩ関係者やタイ投資家などから成る投資視察団が今月１２～１６日の日程でベトナム・ホーチミンを訪問することを明らかにした。

　同事務局長によると、ホーチミンの商工会議所幹部との意見交換、「対ベトナム投資チャンス」に関するセミナーへの出席、タイ・ベトナム合弁による工業団地の視察などを予定している。また、農産品加工、自動車、衣料品の各産業などを対象に投資チャンスを模索していく。

　ベトナムの中で、ホーチミンへの投資が最も多く、２０１０年は２５２件、総額１８億９５００万ドルだった。複数の工業団地があるほか、交通網が整備されているため。タイ大手企業の中では、多国籍企業チャロン・ポカパン（ＣＰ）グループや、複合企業サイアム・セメント・グループ（ＳＣＧ）、工業団地アマタ・グループなどがベトナムに投資している。


日付 : 2012年03月09日

By : 時事速報