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東洋紡、タイに樹脂の生産販売会社=三菱商も15%出資-14年1月生産開始

 東洋紡は12日、タイ東部のチョンブリ県アマタナコン工業団地に工業用接着剤などの原料として使われるポリエステル樹脂「バイロン」の生産、販売会社を、三菱商事と共同出資で7月に設立すると発表した。2013年夏までに新工場を建設し、14年1月に生産を開始する。需要が拡大している中国市場に輸出し、将来は東南アジアやインド市場にも拡販する予定。

 新会社名は「東洋紡ケミカルズタイランド」。資本金は約12億円で、出資比率は東洋紡85%、三菱商事15%。東洋紡が製造管理や技術指導を、タイでの事業経験が豊富な三菱商事が原料調達や製品販売をそれぞれ担当する。

 当面はプリンター用ケーブルの保護膜や電子回路周辺素材などの原料として中国の現地企業に輸出する。売上高目標は明らかにしていない。

 アマタナコン工業団地は昨年の洪水被害に遭っていないが、洪水リスクを軽減するため、新工場は高床式にする。4階建てで、1階を倉庫として利用し、2~4階に生産設備を入れる。


日付 : 2012年03月12日

By : 時事速報

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