ポンサワット工業相は１１日、１～３月のタイ投資促進委員会（ＢＯＩ）への投資申請件数が前年同期の４１９件から１２％増となる４７０件となり、総投資額は２倍強の２３１１億バーツに上ったと発表した。このうち昨年の洪水被害を受けた企業による事業復旧や拡張関連の申請分は３７件、総額２５７億１７００万バーツだった。

　業種別に見ると、化学・紙・プラスチック産業への投資額が最も多く６５４億バーツ（７３件）。次いで、サービス・公共施設の５４８億バーツ（１１８件）、電子・電気の４８３億バーツ（８６件）、金属製品・機械・自動車関係の２８７億バーツ（１０１件）など。また、投資額が１０億バーツ以上の大型プロジェクトは４２件あり、総投資規模は１５８４億バーツに上った。

　投資申請件数のうち外資系企業の申請分は３１２件で、前年同期から２３％増加した。総額は９１％増の１３４１億５１００万バーツだった。

　国・地域別に見ると、日本からの申請が件数、金額ともにトップで１７３件、７７９億８２００万バーツ。投資額下位は、マレーシア１０７億１４００万バーツ（１１件）、米国９１億１６００万バーツ（１７件）、オランダ８５億５００万バーツ（１０件）、香港５３億７０００万バーツ（６件）など。


日付 : 2012年04月12日

By : 時事速報