ユーザー名 パスワード
クイック検索
キーワード

日産自動車タイランド 新車市場で10%シェア目標

 日産自動車タイランドの長谷川亨社長は、一一年年度(一一年四月~一二年三月)の日産のタイ国内新車販売台数が目標の7万7000台を達成する見通しにあることを明らかにした。市場シェアはおよそ9%。一一年度は東日本大震災とタイ大洪水による2度のサプライチェーン寸断の影響を受けたが、サプライヤーと共同で速やかな生産の回復に努めたこと、エコカーの「アルメーラ」や「ティアナ」「ナヴァラ」「Xトレール」の新モデルの導入から、販売台数を伸ばすことができた。エコカー・セダンのアルメーラは販売開始から5か月間で予約台数が2万5000台に達した。

 長谷川社長によれば、一一年度は今年二月までの実績で、日産のシェアは8・8%と前年度の7・4%を上回っており、通期で9%に達する見通し。日産は他社に先駆けてエコカーを市場に投入し、同セグメントで圧倒的な存在感を示している。2年前に発売したタイで最初のエコカー「マーチ」の累計販売台数はすでに5万5000台に達している。

 一二年度の販売目標台数は10万台。市場シェアは10%を見込んでいる。タイの新車市場は暦年で一二年に初めて100万台の大台に達する見通し。日産自動車タイは一一年七月に発表した新中期経営計画「パワーアップ2016」で、商品ラインアップの拡充と10車種の新車投入によって商品力を強化し、タイでの一六年度の市場シェアを一〇年度の7・4%から2倍以上に引き上げる目標を掲げている。


日付 : 2012年04月09日

By : 週刊タイ経済

登録