タイ・グリコ、「ポッキー」の出荷再開=洪水被害の工場復旧
タイ・グリコは23日、洪水被害で操業停止したバンガディ工業団地の工場が4月に一部生
産を再開し、今週から主力の「ポッキー」(チョコレート、いちご味)を出荷すると発表した。今後、「プリッツ」、「コロン」、「アルフィー」などの生産を順次再開していく。復旧費用は約10億バーツ。工場のフル稼働は来年半ばの見通しだ。
同社は、工場休止の間、日本や上海などから商品を輸入し対応していたが、生産再開に合わせ、国内産に置き換えていく。また出荷を始めるポッキーは、人件費上昇などに対応し、従来の1箱15バーツから18バーツに値上げする。
同日記者会見した綿引慈郎社長は、タイ拠点について、42年前から事業を展開し、東南アジアの主力拠点だと述べた上で、「グリコが生産拠点をタイから移す方針はない」と強調した。タイでの生産品のうち、7割が国内向け、3割が域内国への輸出向けという。洪水による生産休止で、2011年の売上高は、目標の85%にとどまったが、13年以降は洪水前の10年売上高(24億バーツ)の水準を回復するとしている。
同社は、ポッキーの生産再開を記念し、23日から新たなキャンペーン「ポッキー・スター・コンテスト」をスタート。15~22歳の女性を募集し、この中から選んだ3人をプレゼンターとして起用するという。応募期間は7月20日まで。8月31日に3人を発表する。
日付 : 2012年05月24日
By : 時事速報
産を再開し、今週から主力の「ポッキー」(チョコレート、いちご味)を出荷すると発表した。今後、「プリッツ」、「コロン」、「アルフィー」などの生産を順次再開していく。復旧費用は約10億バーツ。工場のフル稼働は来年半ばの見通しだ。
同社は、工場休止の間、日本や上海などから商品を輸入し対応していたが、生産再開に合わせ、国内産に置き換えていく。また出荷を始めるポッキーは、人件費上昇などに対応し、従来の1箱15バーツから18バーツに値上げする。
同日記者会見した綿引慈郎社長は、タイ拠点について、42年前から事業を展開し、東南アジアの主力拠点だと述べた上で、「グリコが生産拠点をタイから移す方針はない」と強調した。タイでの生産品のうち、7割が国内向け、3割が域内国への輸出向けという。洪水による生産休止で、2011年の売上高は、目標の85%にとどまったが、13年以降は洪水前の10年売上高(24億バーツ)の水準を回復するとしている。
同社は、ポッキーの生産再開を記念し、23日から新たなキャンペーン「ポッキー・スター・コンテスト」をスタート。15~22歳の女性を募集し、この中から選んだ3人をプレゼンターとして起用するという。応募期間は7月20日まで。8月31日に3人を発表する。
日付 : 2012年05月24日
By : 時事速報