タイ投資促進委員会（ＢＯＩ）は同日開く本委員会（委員長・キティラット副首相兼財務相）で、１２件の投資計画への投資促進権の交付を審議する予定だ。工業省筋によると、総投資額は約４００億バーツで、チキンエッセンス、パーム油、飲料用ガラス瓶、排気管、金属部品などの製造や空輸業、太陽光発電事業、工業団地造成などが含まれる。

　また、同委員会は、（１）生産効率向上のための設備や技術改善への投資奨励策の実施期間延長（２）コメ選別業の外資規制（３）出稼ぎ外国人労働者採用の緩和期間延長（４）製鉄ダストのリサイクル事業への投資奨励－についても審議する。

　製鉄ダストのリサイクル事業については、グローバル・スチール・ダスト、ジンク・オクス・タイランド、サイアム・メタル・スチール、三井金属鉱業の４社が投資促進権を申請している。ただ、ＢＯＩは国内の製鉄ダストの数量を勘案した上で、１～２社にしか促進権を交付しないとみられる。


日付 : 2012年05月25日

By : 時事速報