タイの工業団地造成最大手アマタ・コーポレーションのウィブン最高執行責任者（ＣＯＯ）は、
反タクシン派民主市民連合（ＰＡＤ、黄シャツ）や、親タクシン派「反独裁民主統一戦線（ＵＤＤ、赤シャツ）」のそれぞれの集会に関連し、投資家の中でタイ政治情勢への懸念が高まっていると話した。

　同ＣＯＯによると、タイに進出していない日系企業などからの政治情勢に関する問い合わせが殺到している。また、１０件の土地売買について、契約の締結が当面延期された。

　同ＣＯＯは、世界経済不振に加え、国内の政治情勢が悪化傾向にあるため、同社が運営する東部チョンブリ県アマタナコン、同ラヨン県アマタシティーの両工業団地の今年の土地販売について、目標としている３０００ライ（１ライ＝１６００平方メートル）を達成できない可能性があるとの懸念を示した。


日付 : 2012年06月08日

By : 時事速報