三菱自動車タイランドの村橋庸元社長は、電気自動車（ＥＶ）用のリチウムイオン電池の輸入関税の撤廃をタイ政府に求めている。ＥＶがタイでは全く新しいタイプの自動車であることから、専用のリチウムイオン電池のタイでの生産は、当分望むことはできず、全量を輸入に頼らざるを得ないことを理由に挙げている。三菱は将来的にタイで生産しているエコカー「ミラージュ」のＥＶバージョンの導入も検討しているもよう。村橋社長は、ミラージュの北米向け輸出を来年から始める予定であることも明らかにしている。

　タイ政府当局は１トン・ピックアップ・トラック、エコカーに次ぐタイの自動車工業の第３の柱としてＥＶの現地生産を奨励することを考えている。



日付 : 2012年06月11日

By : 週刊タイ経済