日産、神奈川の1ライン停止=改良機にタイや九州へ移管
日産自動車は21日、追浜工場(神奈川県横須賀市)の生産ライン2本のうち1本を、7月から停止する方針を明らかにした。円高への対応や生産の効率化が狙い。次期型への改良を機に、一部車種をタイや九州での生産に移管する見通しだ。
同工場で生産する小型車のうち「ティーダ」は、「マーチ」に続き新モデルの生産をタイに移し、日本に輸入する方向で検討。全面改良される「ノート」も7月に日産自動車九州(福岡県苅田町)での製造に切り替える見通し。
停止するラインの年産能力は約19万台で追浜工場全体の44%に相当する。設備は試作ラインに転用し、新興国での新型車製造を支援するマザー工場の役割を担わせる。
人員削減も行わず、内需が拡大すれば柔軟に生産再開できる余地を残す。日産がかねて掲げる「国内生産100万台」の旗印も維持する。
日付 : 2012年06月21日
By : 時事速報
同工場で生産する小型車のうち「ティーダ」は、「マーチ」に続き新モデルの生産をタイに移し、日本に輸入する方向で検討。全面改良される「ノート」も7月に日産自動車九州(福岡県苅田町)での製造に切り替える見通し。
停止するラインの年産能力は約19万台で追浜工場全体の44%に相当する。設備は試作ラインに転用し、新興国での新型車製造を支援するマザー工場の役割を担わせる。
人員削減も行わず、内需が拡大すれば柔軟に生産再開できる余地を残す。日産がかねて掲げる「国内生産100万台」の旗印も維持する。
日付 : 2012年06月21日
By : 時事速報