有機ELを共同開発=来年中に技術確立-ソニー・パナソニック
ソニーとパナソニックは25日、次世代テレビ向けの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)のパネルを共同開発することで合意したと発表した。2013年中に量産技術の確立を目指す。長年ライバルとして争ってきた日本の電機産業の両雄が手を組み、先行するサムスン電子など韓国勢を追撃する。
有機ELは、現在主流の液晶よりも消費電力が少なく、画質が鮮明なため、次世代のテレビ技術とされる。ソニーとパナソニックはそれぞれ異なる技術方式の研究を進めており、共同で取り組むことで量産技術の確立を加速させる考え。具体的には、現行のフルハイビジョンの4倍の画質を持つ「4K」映像に対応した、50型以上の大型テレビ向けのパネル開発を急ぐ。
さらに、量産段階での提携も検討する。両社はそろって、12年3月期にテレビ事業で巨額赤字を計上。コスト削減のため、台湾企業への生産委託なども視野に協議する。
有機ELテレビは、ソニーが07年に世界で初めて発売したが、量産技術の確立で韓国のサムスン電子、LG電子に先行を許した。韓国勢は年内にも、大型の有機ELテレビを発売する予定。
日付 : 2012年06月26日
By : 時事速報
有機ELは、現在主流の液晶よりも消費電力が少なく、画質が鮮明なため、次世代のテレビ技術とされる。ソニーとパナソニックはそれぞれ異なる技術方式の研究を進めており、共同で取り組むことで量産技術の確立を加速させる考え。具体的には、現行のフルハイビジョンの4倍の画質を持つ「4K」映像に対応した、50型以上の大型テレビ向けのパネル開発を急ぐ。
さらに、量産段階での提携も検討する。両社はそろって、12年3月期にテレビ事業で巨額赤字を計上。コスト削減のため、台湾企業への生産委託なども視野に協議する。
有機ELテレビは、ソニーが07年に世界で初めて発売したが、量産技術の確立で韓国のサムスン電子、LG電子に先行を許した。韓国勢は年内にも、大型の有機ELテレビを発売する予定。
日付 : 2012年06月26日
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