上場企業タイ・ワコールは２６日、ミャンマーに衣類の製造・販売会社を年内に設立すると発表した。将来の需要増を見越して現地進出を決めた。タイ証券取引所に同日、報告した。

　新会社パタヤ・ミャンマーの資本金は８０万米ドルで、タイ・ワコールと同社の主要株主が２０％ずつ、タイの日用品大手サハ・グループが３０％出資する。今年末までにヤンゴンの工業地帯に拠点を設ける。

　タイ・ワコールは、サハ・グループとワコールの合弁会社で、それぞれ３３％超ずつ出資している。タイでは女性用肌着などを製造・販売している。

　サハ・グループはミャンマーで工業団地建設するなど同国への投資を加速させている。即席めん「ママー」を製造販売するタイ・プレジデント・フーズ（ＴＦ）もミャンマーでの現地生産を検討中。ＴＦには日清食品が約２０％出資している。


日付 : 2012年06月27日

By : 時事速報