東芝、薬品使わない排水処理システム展示へ=シンガポール水週間で
東芝は27日、7月2~4日に開かれる「シンガポール国際水週間2012水エキスポ」に薬品を一切使用しない同社独自の排水処理システム「無薬注ろ過システム」を展示すると発表した。システムの運用コストを約40%削減できるとしている。
同社によると、一般的な排水処理システムでは凝集剤という薬品を使用するため薬品由来の汚泥など環境負荷が発生。産業排水処理では廃棄物の減量が重要な課題となっており、含有金属の回収が望まれている。
新たなシステムでは、排水中の浮遊物質に吸着する「機能粉」と呼ばれる粉末を使用。磁気で機能粉と浮遊物質を分離することで薬品由来の汚泥を削減し、廃棄物の処分費用を低減できるほか、浮遊物質に含まれる金属などを高純度で回収することが可能となった。また、分離・回収した機能粉を再利用するため、運用コストを大幅に削減できる。
東芝は、このシステムを富士通長野工場に納入。27日運用を開始した。同工場では、プリント基板の製造工程で発生する銅を含んだ排水を処理し、高純度の銅を回収する。
日付 : 2012年06月28日
By : 時事速報
同社によると、一般的な排水処理システムでは凝集剤という薬品を使用するため薬品由来の汚泥など環境負荷が発生。産業排水処理では廃棄物の減量が重要な課題となっており、含有金属の回収が望まれている。
新たなシステムでは、排水中の浮遊物質に吸着する「機能粉」と呼ばれる粉末を使用。磁気で機能粉と浮遊物質を分離することで薬品由来の汚泥を削減し、廃棄物の処分費用を低減できるほか、浮遊物質に含まれる金属などを高純度で回収することが可能となった。また、分離・回収した機能粉を再利用するため、運用コストを大幅に削減できる。
東芝は、このシステムを富士通長野工場に納入。27日運用を開始した。同工場では、プリント基板の製造工程で発生する銅を含んだ排水を処理し、高純度の銅を回収する。
日付 : 2012年06月28日
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