３日付のタイ地元紙によると、タイ工業省のプラパット工場局長は、バンコク首都圏の産業廃棄物施設９３カ所を調査すると明らかにした。バンコク隣県サムトプラカン県バンプー工業団地で有害物質が不法投棄されているのが見つかったため。３０人の担当者を組織し、１カ月以内に調査を終えることにしている。

　同局長は、中部アユタヤ、ロッブリ、サムトプラカン、サムトサコン、東部チョンブリ、ラヨン県など工場が集まる地域で有害物質が不法投棄されている可能性があると述べた。見つけた場合は、業者に罰金を科す。また廃棄物運搬車両に全地球測位システム（ＧＰＳ）を搭載し、適切な場所に投棄されているか監視することも検討している。

　タイ国内では通常の産業廃棄物が年間２３５０万トン、有害廃棄物が同３５０万トン処分されている。


日付 : 2012年07月04日

By : 時事速報