アユタヤ県とラヨン県でロジャナ工業団地を運営するロジャナ・インダストリアル・パーク社は七月二日、プラチンブリ県に総面積４０００ライの工業団地を造成すると発表した。総工費は４０億バーツ。ヂラポン・ウィニッチャブット社長によれば、自動車、エレクトロニクスなどの産業を中心に誘致する考えで、今年第３または第４四半期にも分譲予約を開始する。

　新たに造成する工業団地はシーマハポート郡に立地する。プロスペリティ・インダストリアル・エステート社が計画していたもので、ロジャナが８０％の株式を８億バーツを投じて取得した。

　ヂラポン社長によると、ラヨン県プルアクデーン郡に造成したロジャナ工業団地ラヨン２は、このほど営業を開始したばかりだが、投資家の反応は上々。同社長は投資家がタイの全体的なポテンシャルを信頼していることが証明されたと述べている。タイの工業部門の投資も拡大傾向が続いていることから、プラチンブリ県でも工業団地を経営することにしたと説明している。

　住金物産が出資するロジャナ工業団地社の昨年の総収入は６４億６０００万バーツで、最終損益は８億３７８６万バーツの赤字だった。今年第１四半期の総収入は２１億４０００万バーツで、前年同期比３４・６％減となったが、最終損益は３億３８００万バーツの純利益となり、前年同期から４７％増となった。


日付 : 2012年07月09日

By : 週刊タイ経済