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サイアム・クボタ ミニ・ショベルカーを販売

 サイアム・クボタ・コーポレーションは、農業や小規模の建築工事に使用するミニ・ショベルカーの販売を開始する。今年末までに1000台の販売を計画している。農業分野での活用法などを紹介し、建機導入により効率的な農作業が可能になることをアピールする。また住宅などの小規模の建築工事や配管工事にも利用できるほか、大型の建機が進入できない狭い、入り組んだ場所での建設工事にも活用できることを紹介していく。

 サイアム・クボタの幹部は、タイで供用されているミニ・ショベルカーのほとんどは海外から輸入した中古機械で、コンディションや能力に劣り、修理や整備も頻繁に行なう必要があり、高い維持費がかかっていると述べ、売り込む余地は大きいと説明している。自然災害の被害を受けた住宅の補修や、災害を見据えた住宅改修のニーズや官民が多くの建設投資を計画していることから、このセグメントの建機には成長の余地があると見ている。

 ミニ・ショベルカーは重量3㌧、5㌧、8㌧の5モデルを取り扱う方針で、九月一九~二一日にムアントンタニのインパクト会議場で開催される建機の見本市「Constech 2012」で初公開する。製品は日本からの輸入で、全国の特約店を通じて販売し、サイアム・クボタ・リースが金融サービスを提供する。ミニ・ショベルカーは、タイで3年にわたって市場テストを実施しており、特にバンコクや主要地方都市で需要があることを確認している。


日付 : 2012年07月09日

By : 週刊タイ経済

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