民間調査会社ニールセン（タイランド）は、今年６月の広告出稿額が１０１億１０００万バーツとなり、前年同月の９０億８０００万バーツから１１．３％増えたと発表した。好調な自動車販売を反映してトヨタやマツダ、いすゞ、ホンダなど日系各社の広告が増えた。また６月に開幕したサッカー欧州選手権（ユーロ２０１２）もプラス要因となった。月間伸び率は年初来最高だった。

　今年１～６月期の広告出稿額は計５６４億７０００万バーツで、前年同期から６％増えた。メディア別ではテレビが同１．５％増の３２９億８０００万バーツ、新聞が４．３８％増の７４億６０００万バーツ、映画が６３．３％増の５４億４０００万バーツ、ラジオが５．２％増の３０億バーツだった。また店舗内やオンライン広告は５６．３％、２５．６％それぞれ増えた。ただ雑誌は１３．８％減の２４億３０００万バーツだった。

　広告主別では、ユニリーバ（タイ）が今年上半期でトップだった。タイ国トヨタ自動車が２位に付けたほか、トリペッチいすゞセールスが上位１０社に入った。


日付 : 2012年07月11日

By : 時事速報