ベトナム新工場、来年末稼働へ=タイは四輪車用を強化-日鍛バルブ
輸送機器用エンジンバルブの日鍛バルブ(神奈川県秦野市)のタイ現地法人、ニッタン・タイランドは11日、計画中のベトナム新工場を来年末に稼働させると発表した。本格稼働は2014年。二輪車用バルブを生産・販売し、拡大する同国の二輪車市場に対応する。これまでベトナム向けに製品輸出していたタイ工場は、四輪車用のバルブ生産を強化する。3億5000万バーツを投じ、ライン増設を実施する計画だ。
ニッタン・タイは同日、タイ東部アマタナコン工業団地内の本社で創業15周年を祝う記念式典を開催。この中で、桧村雅人同社社長がベトナムとタイの事業について説明した。日鍛バルブとニッタン・タイは、ベトナム新工場の建設に向け、今年6月に現地法人「ニッタン・ベトナム」(ベトナム北部バクニン省)を設立。新工場所在地は同省の「ベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)」。新工場の敷地面積は1万7220平方メートル、バルブの生産能力は年900万本。投資額は8億バーツ。
ニッタン・ベトナムの資本金は3億バーツ(7億5000万円)で、日鍛バルブが55%、ニッタン・タイが20%、サイアムモーターズが25%を出資する。
ニッタン・タイは、ベトナム新工場の稼働に合わせ、四輪車用バルブ生産を強化する。来年に生産ラインを1本、再来年に2本追加し、生産能力を現在の年2350万本から、約3000万本に引き上げる。同社製品は、タイの二輪車市場でシェア95%を占めているが、四輪車用は20%弱にとどまっているという。
11年の同社売上高は9億5000万バーツ。このうち、二輪車用が70%、残りが四輪車用。12年売上高は前年比12%増の約10億5000万バーツを予想している。
日付 : 2012年07月12日
By : 時事速報
ニッタン・タイは同日、タイ東部アマタナコン工業団地内の本社で創業15周年を祝う記念式典を開催。この中で、桧村雅人同社社長がベトナムとタイの事業について説明した。日鍛バルブとニッタン・タイは、ベトナム新工場の建設に向け、今年6月に現地法人「ニッタン・ベトナム」(ベトナム北部バクニン省)を設立。新工場所在地は同省の「ベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)」。新工場の敷地面積は1万7220平方メートル、バルブの生産能力は年900万本。投資額は8億バーツ。
ニッタン・ベトナムの資本金は3億バーツ(7億5000万円)で、日鍛バルブが55%、ニッタン・タイが20%、サイアムモーターズが25%を出資する。
ニッタン・タイは、ベトナム新工場の稼働に合わせ、四輪車用バルブ生産を強化する。来年に生産ラインを1本、再来年に2本追加し、生産能力を現在の年2350万本から、約3000万本に引き上げる。同社製品は、タイの二輪車市場でシェア95%を占めているが、四輪車用は20%弱にとどまっているという。
11年の同社売上高は9億5000万バーツ。このうち、二輪車用が70%、残りが四輪車用。12年売上高は前年比12%増の約10億5000万バーツを予想している。
日付 : 2012年07月12日
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