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タイ東部工業地帯の水不足懸念=工場集中で需要増加-イースタン・ウオーター

 17日付のタイ英字紙バンコク・ポスト(経済1面)によると、タイ東部で工業用水などを提供する上場企業イースタン・ウオーター(EASTW)のチャロンスック副社長は、「今後10カ月間に十分な降雨がなければ水不足が深刻になる」と述べた。貯水池の水は容量の49.9%となる1億3740万立方メートルに減少し、注意レベルとなる1億6000万立方メートルを下回ったという。

 タイ東部ではタクシン政権時代の2005年に深刻な水不足になったことがある。当時、1億9000万立方メートルだったタイ東部の水需要は、今年末までに2億9200万立方メートルに急増。さらに新工場建設が続いているため、東部の水需要は10年後に4億2000万立方メートルとなる見込みで、水不足への懸念は根強い。こうした状況を踏まえ、タイ工業連盟は対策チームを設置した。

 石油化学コンビナートや工場が集まるラヨン県の工業用水需要は全体の60%、チョンブリ県は40%となっており、全国平均の38%を上回っている。


日付 : 2012年07月20日

By : 時事速報

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