ユーザー名 パスワード
クイック検索
キーワード

家電メーカーに痛手か=中国の電子ごみ処理基金-副商業相

 タイのプーム副商業相は、中国政府がこのほど家電製品やコンピューターなどの廃棄物処理費用を捻出するため、「電子ごみ処理基金」を創設したと話した。基金はメーカーや輸入業者から手数料を徴収し運営される。副商業相は、「手数料は高額でない」としたが、「利益率の低い家電メーカーにとってかなりの負担になる」との認識を示し、タイ各社が賃金管理や生産効率の向上などでコストを抑える必要があると指摘した。

 中国が創設した電子ごみ処理基金は当面、(1)テレビ1台当たり13元(約65バーツ)(2)冷蔵庫は同12元(約60バーツ)(3)洗濯機は同77元(約385バーツ)(4)家庭用空気清浄機は同10元(約50バーツ)(5)コンピューターは同10元(約50バーツ)-の5品目を対象にメーカー、輸入業者から手数料を徴収する。タイ側にとっては中国に輸出するメーカーが影響を受ける可能性がある。

 1~5月のタイの中国向け輸出実績は、前年同期比8.4%増の111億2500万ドル。製品別ではコンピューター・同部品が最も多く、同11%増の20億9800万ドル。家電製品・同部品は11位の輸出品目で、同13%減の2億400万ドルだった。


日付 : 2012年07月25日

By : 時事速報

登録