ＨＯＹＡ＝２０１２年４～９月期の連結業績予想（国際会計基準）は、昨年１０月にカメラ事業をリコーに売却したことで売上収益は減少するが、タイの洪水で被害を受けた現地工場の「保険金収入」として１１０億３８００万円を計上したことなどから純増益を見込む。
　
　昨年のタイの洪水で被災したメガネレンズ工場については９月末までに生産が回復する見通し。ただ、江間賢二最高財務責任者は、操業停止に追い込まれた間、他社に一度流れた顧客を呼び戻すことの難しさを認めた上で「売り上げベースで数字が戻るまでは長い時間がかかるだろう」と述べた。

　４～６月期連結決算は、円高による影響から売上収益は微減。一方、ライフケア事業での保険金収入やコンタクトレンズの直営店舗での集客増などが純利益（親会社の所有者に帰属する当期利益）を押し上げた。


日付 : 2012年08月06日

By : 時事速報