８日付のタイ紙タイ・ラット（８面）によると、タイ中銀金融政策決定委員会（ＭＰＣ）のナロンチャイ委員（元商業相）は７日開かれたセミナーで講演し、タイの２０１２年の輸出伸び率について、７％未満にとどまるとの見通しを示した。ＭＰＣは次回会合で従来の７％の予想を下方修正する見通しという。

　ナロンチャイ氏は、商業省が１２年輸出について１５％増の２６３０億ドルとする目標を掲げていることについて、実現不可能だとの見方を示した上で、同省に見直しを検討するよう指示するようインラック首相に提案したと述べた。

　またＭＰＣは当面、利上げを実施しない方針だとした。今年下半期の為替動向については、１ドル＝３１～３２バーツとの見通しを示した。


日付 : 2012年08月09日

By : 時事速報