サイアムクボタの川上寛社長は７日、今年の売上高が４００億バーツ（約１０００億円）となり、初めて大台に到達するとの見通しを明らかにした。昨年の売上高は３１０億バーツで、今年は前年比約３０％増を目指す。

　タイ東部チョンブリ県アマタナコン工業団地ではトラクターとコンバインを生産しており、今年は約４万９０００台、４１００台を生産する。また洪水被害を受けた中部ナワナコン工業団地では、耕運機が今年１０月、横型ディーゼルエンジンが１１月にフル生産を再開する。タイでは重量６トン未満のミニショベルを日本から輸入販売しており、今年は１０００台となり前年の５００台から増える見込み。

　クボタはタイを東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の生産拠点に育成する方針を明らかにしている。東部３０４工業団地ではエンジン工場を建設中で、今年１０月に稼働する予定になっている。


日付 : 2012年08月14日

By : 時事速報