三菱自動車タイランドは七月二三日、タイで販売したエコカー「ミラージュ」のリコールを開始した。ミラージュの購入者向けにメールでの通知を始めた。燃料計の誤作動が発見されたもので、ブルネイと日本向け輸出分については影響はないという。村橋庸元社長は、不具合の発生原因について、タイで使用されている燃料（ガソホール）の品質を疑っていると述べている。燃料計の表示ミスで燃料が底をついていることに気付かずに、走行中に燃料がなくなり、走行を停止したケースが報告されたという。ミラージュの国内出荷台数は１万３００台で、ディーラーの手元にあるのが２３００台。顧客に納車したものが８０００台を数える。この誤作動に関連した事故や損傷の報告はないという。


日付 : 2012年07月30日

By : 週刊タイ経済