タイ企業の海外投資振興 ミャンマーなど近隣国を目標
ポンサワット・サワディワット工業相が八月一日に明らかにしたところによれば、投資委員会(BOI)は同日にキティラット・ナ・ラノーン副首相兼財務相を議長に開いた本会議で、タイ企業の海外投資の振興計画を承認した。とくにターゲットとする国はインドネシア、ミャンマー、ベトナムの3国。振興計画に沿った税制措置や金融措置を盛り込んだ行動計画をとりまとめる。
ポンサワット工業相によれば、この日の本会議では海外投資振興の方針と戦略について承認した。振興の目的は、①タイ企業の競争力強化の支援、②海外投資からの利益による国の経済力の向上、③世界経済におけるタイのプレゼンスと地位の向上の3点。投資先のターゲットは3分類し、第1グループがインドネシア、ミャンマー、ベトナムの3国で、第2グループが他のASEAN諸国、中国とインド、第3グループがその他の諸国とした。海外投資振興の戦略プランには投資家と人材の養成、海外投資情報センターの設置、海外投資のターゲットとなる産業のクラスター形成、海外投資誘因のための税制措置、海外投資における融資支援のための金融措置を盛り込む。
同日の本会議では、洪水被害を受けた機械を代替するための機械輸入の関税免除措置の有効期間を一二年一二月三一日まで延長することも承認した。保険金支払いの遅れなどから被災したアユタヤ、パトゥムタニの150以上の工場が代替機械輸入の申請準備中となっているため。この措置は当初、六月末が申請の締め切りになっていた。六月末時点で490件の機械輸入で関税免除が認可されている。
またこの日の本会議では大規模投資プロジェクト16件、合計投資額1167億8900万バーツが認可を受けている。オイシ・トレーディング社の青果ジュース生産(投資額11億バーツ)、NTPT社の金属部品製造(12億600万バーツ)、ネクスト・キャン・イノベーション社のアルミ缶製造(18億バーツ)が認可を受けた。またタイ国トヨタ自動車は乗用車年間10万台と部品生産プロジェクトで認可を受けた。投資額は140億バーツで、事業地はチャチュンサオ県。イチコー・インダストリアル(タイランド)社は自動車照明とバックミラー製造(投資額14億バーツ)で認可を得た。またサイアム・トヨタ・マニュファクチャリング社は乗用車用ガソリン・エンジン製造で認可を受けた。年産能力18万8000基、投資額69億6200万バーツで、事業地はチョンブリ県アマタナコン工業団地。
日付 : 2012年08月13日
By : 週刊タイ経済
ポンサワット工業相によれば、この日の本会議では海外投資振興の方針と戦略について承認した。振興の目的は、①タイ企業の競争力強化の支援、②海外投資からの利益による国の経済力の向上、③世界経済におけるタイのプレゼンスと地位の向上の3点。投資先のターゲットは3分類し、第1グループがインドネシア、ミャンマー、ベトナムの3国で、第2グループが他のASEAN諸国、中国とインド、第3グループがその他の諸国とした。海外投資振興の戦略プランには投資家と人材の養成、海外投資情報センターの設置、海外投資のターゲットとなる産業のクラスター形成、海外投資誘因のための税制措置、海外投資における融資支援のための金融措置を盛り込む。
同日の本会議では、洪水被害を受けた機械を代替するための機械輸入の関税免除措置の有効期間を一二年一二月三一日まで延長することも承認した。保険金支払いの遅れなどから被災したアユタヤ、パトゥムタニの150以上の工場が代替機械輸入の申請準備中となっているため。この措置は当初、六月末が申請の締め切りになっていた。六月末時点で490件の機械輸入で関税免除が認可されている。
またこの日の本会議では大規模投資プロジェクト16件、合計投資額1167億8900万バーツが認可を受けている。オイシ・トレーディング社の青果ジュース生産(投資額11億バーツ)、NTPT社の金属部品製造(12億600万バーツ)、ネクスト・キャン・イノベーション社のアルミ缶製造(18億バーツ)が認可を受けた。またタイ国トヨタ自動車は乗用車年間10万台と部品生産プロジェクトで認可を受けた。投資額は140億バーツで、事業地はチャチュンサオ県。イチコー・インダストリアル(タイランド)社は自動車照明とバックミラー製造(投資額14億バーツ)で認可を得た。またサイアム・トヨタ・マニュファクチャリング社は乗用車用ガソリン・エンジン製造で認可を受けた。年産能力18万8000基、投資額69億6200万バーツで、事業地はチョンブリ県アマタナコン工業団地。
日付 : 2012年08月13日
By : 週刊タイ経済