ユーザー名 パスワード
クイック検索
キーワード

8月の自動二輪車生産台数 前年同月比13・55%減

 タイ工業連盟(FTI)自動車部会の九月一九日の発表によれば、八月の自動二輪車生産台数(完成車+完全ノックダウン部品)は26万4832台となり、前年同月を13・55%下回った。完成車の生産台数は22万2103台(6・67%増)、完全ノックダウンの生産は4万2729台(56・46%減)だった。

 一~八月合計の自動二輪車生産台数(完成車+完全ノックダウン部品)は214万2454台となり、前年同期を3・19%下回った。完成車の生産台数は180万6788台(14・03%増)、完全ノックダウンの生産は33万5666台(46・60%減)だった。

 FTI自動車部会のスラポン・パイシットパタナポン広報担当によれば、向こう3か月の自動二輪車メーカー各社の生産計画台数は前年同期を上回る一方、直近3か月の生産実績を下回る見通し。一二年九~一一月期の生産計画台数は67万5859台で、直近3か月(六~八月)の生産実績の69万3717台を2・57%下回る。しかし一一年九~一一月期の生産実績の30万7357台との比較では119・89%増が見込まれている。前年同期比で大幅増になるのは、前年一〇、一一月が大洪水によるサプライチェーンの寸断で操業停止や大幅減産に追い込まれ、生産台数が激減していたローベース効果が理由となっている。

 FTI自動車部会は一二年通年の生産台数が過去最高となる250万台に達すると見通している。一一年の生産台数の204万台と比べて22・55%増が見込まれる。うち輸出向け生産は30万台で、一一年の22万台を36・36%上回る見通し。国内向け生産は220万台で、前年の182万台を20・88%上回る見通しとなっている。

 八月期の自動二輪車輸出台数(完成車+CKD)は6万1103台で、前年同月比51・84%減となった。完成車が1万8374台で38・06%減となったほか、CKDは4万2729台で56・46%減だった。八月の輸出額は19億3276万バーツとなり、前年同月を1・77%下回った。組立部品は6億2758万バーツで、51・82%減。交換部品は7674万バーツで同11・54%増だった。二輪車、部品を合わせた輸出額は26億3708万バーツで、前年同月を21・03%下回った。

 一~八月期の自動二輪車輸出台数(完成車+CKD)は55万2306台で、前年同期比29・68%減となった。完成車が21万6640台で38・18%増となった一方、CKDは33万5666台で46・60%減だった。一~八月の輸出額は192億6562万バーツとなり、前年同期を5・15%上回った。組立部品は69億8662万バーツで、21・11%減。交換部品は5億734万バーツで同11・95%増だった。二輪車、部品を合わせた輸出額は267億5959万バーツで、前年同期を3・16%下回った。



日付 : 2012年09月24日

By : 週刊タイ経済

登録