ユーザー名 パスワード
クイック検索
キーワード

吉野家ホールディングス 中国事業でCPグループと合弁

 吉野家ホールディングスは一〇月二五日、CPグループとの間で、中国における外食事業を共同で進めるため合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。合弁新会社は「チアタイ吉野家ホールディングス」で、吉野家ホールディングスとCPグループの英領バージン諸島登記の正大置地控股有限公司が折半出資する。2社は合弁合意に基づき、今後、市場調査などの検討を行ない、具体的な組織体制や合弁事業計画の詳細を協議する。

 吉野家は現在、100%子会社である吉野家インターナショナルを通じて、中国における吉野家ブランドでのフランチャイズ・ビジネスを、各地域のパートナーとの合弁事業形態を含めて展開している。一二年九月末時点の中国大陸店舗数は305店となっている。

 CPグループは40年以上にわたって中国における事業展開を行なっており、事業領域は農畜産業、食品業、小売業を中核として、製薬、貿易、メディア、不動産、金融などに及んでいる。CPグループの対中投資額は約60億㌦に達し、中国のほぼすべての省、直轄市、自治区をカバーするビジネス・ネットワークを保持。強いブランド力と、豊富な投資経験、地方政府との良好な関係を有していることから吉野家が中国ビジネスでの合弁先に選んだ。今後、CPグループとの合弁事業体制の下、未進出の地域をはじめとして、中国における店舗展開スピードを飛躍的に速めていく考え。

 吉野家インターナショナルは、タイではセントラル・レストラン・グループと提携しており、セントラルがマスター・フランチャイジーとなって一一年八月以降、吉野家のチェーン展開を進めている。


日付 : 2012年11月12日

By : 週刊タイ経済

登録