モーター・エキスポ2012 予約台数は8万5904台に
一二月一〇日に閉幕した第29回モーター・エキスポ2012は、主催者発表によると合計予約台数が8万5904台、入場者数は165万人を超え、いずれも過去最高を更新した。主催者であるインター・メディア・コンサルタント社のクワンチャイ・パパットポン会長は一一日の会見で、予想以上の大成功となったと発表した。今年末で政府の初めての新車購入に対する税還付スキームが満了するため、駆け込み需要が発生した。入場者数も前年比で25・6%増となった。12日間のイベントでの自動車、二輪車、アクセサリーを含めた合計売上・成約額は760億バーツに達した。
主催者側は今年の目標予約台数を5万台に設定していたが、大幅に上回るものとなった。予約注文台数のおよそ4分の3は、初めての新車スキームの対象モデルで、最大10万バーツが還付される。乗用車は予約台数全体の74・0%を占め、1トン・ピックアップ車が14・1%、その他が11・9%となった。モデル別ではホンダの「シティ」、スズキの「スイフト」、日産の「アルメーラ」が人気となった。
メーカー別ではホンダが1万9299台の予約を獲得し、トップとなった。2位はトヨタの1万8878台で、3位は日産の8819台。4位はいすゞの6448台、5位はマツダの6155台だった。高級車ではメルセデス・ベンツが1580台、BMAが1299台の予約を得た。また並行輸入業者による高級輸入車の予約は合計で242台を数えた。
高級自動二輪車は1805台の予約があった。カワサキが498台、ホンダが431台、ドゥカティが319台。
ホンダ・オートモービル(タイランド)社は一二日、一一月のホンダの乗用車(CR・Vを含む)の販売台数が2万3036台を記録し、乗用車セグメントで2か月連続でトップ・ブランドになったと発表した。一~一一月の販売台数は15万745台となり、15万台を突破した。ホンダがロジャナ工場の生産を再開したのは三月末で、生産再開から実質8か月間となっている。ホンダが一一月二三日に発売したばかりのエコカー「ブリオ・アメイズ」は外観のわりに室内空間が広く、燃費性向に優れるほか、90馬力のエンジンで快適な走りを提供する自信作で、顧客の反応も上々。発売から3週間で予約台数は1万台に達している。
財務省個別物品税局は、初めての新車スキームの税還付の申請者数は最終的に80万人に達するとの見通しを示している。一二月一二日時点ですでに75万3000人が申請を済ませており、還付申請額は550億バーツに達している。内訳は乗用車が44万1000台、1トン・ピックアップ車が15万1000台、4ドア・ピックアップ車が15万9000台。ソムチャイ・プンサワット個別物品税局長は、最終的な還付額は同局が当初設定した当初見積もりの2倍近い600億バーツになりそうだと述べている。
初めて新車を購入した人は、全国10か所にある物品税局の事務所に還付を申し込むことができる。申請の締め切りは一二月三一日。同局は膨大な還付申請を処理するため、土日も無休で毎朝7時から夜8時まで申請を受け付けている。物品税局による還付は申請から1年後となっており、一一年中に申請した3万人超に対し、すでに約20億バーツを還付している。
税還付の対象はタイで生産された自動車で、エンジン排気量1500㏄以下の乗用車、ピックアップ・トラック、4ドア・ピックアップの3車種。乗用車は小型車のみが対象となるが、ピックアップ車はエンジン排気量に制限を設けていない。物品税額に等しい額を還付するが、上限は10万バーツとなっている。購入者は満21歳以上でなければならず、購入から5年間は所有し続ける必要がある。物品税還付を受ける者は、5年間にわたって譲渡権を放棄することへの同意書に署名を義務付ける。税還付は購入時から1年後に小切手送付の形で実施される。5年以内に他者に譲渡する、またはローン返済が滞り、ハイヤーパーチェス事業者が差し押さえるようなケースでは、還付された物品税を戻す義務が生じる。
日付 : 2012年12月17日
By : 週刊タイ経済
主催者側は今年の目標予約台数を5万台に設定していたが、大幅に上回るものとなった。予約注文台数のおよそ4分の3は、初めての新車スキームの対象モデルで、最大10万バーツが還付される。乗用車は予約台数全体の74・0%を占め、1トン・ピックアップ車が14・1%、その他が11・9%となった。モデル別ではホンダの「シティ」、スズキの「スイフト」、日産の「アルメーラ」が人気となった。
メーカー別ではホンダが1万9299台の予約を獲得し、トップとなった。2位はトヨタの1万8878台で、3位は日産の8819台。4位はいすゞの6448台、5位はマツダの6155台だった。高級車ではメルセデス・ベンツが1580台、BMAが1299台の予約を得た。また並行輸入業者による高級輸入車の予約は合計で242台を数えた。
高級自動二輪車は1805台の予約があった。カワサキが498台、ホンダが431台、ドゥカティが319台。
ホンダ・オートモービル(タイランド)社は一二日、一一月のホンダの乗用車(CR・Vを含む)の販売台数が2万3036台を記録し、乗用車セグメントで2か月連続でトップ・ブランドになったと発表した。一~一一月の販売台数は15万745台となり、15万台を突破した。ホンダがロジャナ工場の生産を再開したのは三月末で、生産再開から実質8か月間となっている。ホンダが一一月二三日に発売したばかりのエコカー「ブリオ・アメイズ」は外観のわりに室内空間が広く、燃費性向に優れるほか、90馬力のエンジンで快適な走りを提供する自信作で、顧客の反応も上々。発売から3週間で予約台数は1万台に達している。
財務省個別物品税局は、初めての新車スキームの税還付の申請者数は最終的に80万人に達するとの見通しを示している。一二月一二日時点ですでに75万3000人が申請を済ませており、還付申請額は550億バーツに達している。内訳は乗用車が44万1000台、1トン・ピックアップ車が15万1000台、4ドア・ピックアップ車が15万9000台。ソムチャイ・プンサワット個別物品税局長は、最終的な還付額は同局が当初設定した当初見積もりの2倍近い600億バーツになりそうだと述べている。
初めて新車を購入した人は、全国10か所にある物品税局の事務所に還付を申し込むことができる。申請の締め切りは一二月三一日。同局は膨大な還付申請を処理するため、土日も無休で毎朝7時から夜8時まで申請を受け付けている。物品税局による還付は申請から1年後となっており、一一年中に申請した3万人超に対し、すでに約20億バーツを還付している。
税還付の対象はタイで生産された自動車で、エンジン排気量1500㏄以下の乗用車、ピックアップ・トラック、4ドア・ピックアップの3車種。乗用車は小型車のみが対象となるが、ピックアップ車はエンジン排気量に制限を設けていない。物品税額に等しい額を還付するが、上限は10万バーツとなっている。購入者は満21歳以上でなければならず、購入から5年間は所有し続ける必要がある。物品税還付を受ける者は、5年間にわたって譲渡権を放棄することへの同意書に署名を義務付ける。税還付は購入時から1年後に小切手送付の形で実施される。5年以内に他者に譲渡する、またはローン返済が滞り、ハイヤーパーチェス事業者が差し押さえるようなケースでは、還付された物品税を戻す義務が生じる。
日付 : 2012年12月17日
By : 週刊タイ経済