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タイ富士ゼロックス カラーレーザープリンタ拡販

 富士ゼロックスのランサン・ナラットチャイヤンクン・カントリー・マネージャーは、SOHO向けの需要増からレーザープリンター市場が拡大すると期待している。政府が新卒者の起業を促すための「タントゥア基金」の設置を決めたことで、起業時に必要となるパソコンやプリンターの需要増につながると見ている。

 一二年のレーザープリンター市場は上半期こそ、前年終わりの洪水被害の後遺症で出足が鈍くなったが、後半に入ると売れ行きが加速し、最終的に前年比5%増となる45~46万台に達したもよう。カラー・レーザープリンターの価格が下がったことで、多くの企業がモノクロの従来機からカラー機に買い替えを進めている。マルチ機能のカラー・レーザープリンターは2桁増が続きそう。レーザープリンター市場でカラー機のシェアは現在、およそ10%。一三年には7万5000台が売れ、カラー機の比率は15%に上昇すると見ている。

 富士ゼロックスは、1分あたり20枚以上の高速印刷を必要とする中規模企業向けのカラー・プリンターを中心に拡販に努める考え。「ドキュプリントCM405df」と「ドキュプリントCP405d」の2機種が旗艦商品。一三年には新商品も導入する。富士ゼロックスによると、一二年に市場シェア34%を獲得し、初めてマーケットリーダーになった。一三年は40%のシェア確保を目指す。


日付 : 2013年01月07日

By : 週刊タイ経済

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