東芝タイランドの安達幸春社長は、一三年三月期末の東芝の一二年度の売上高が前年比２５％増となる１１０億バーツに達するとの見通しを示している。ＡＶ機器の売上は４０％増、家電は２０％増を見込んでいる。

　ナッタポン・アリークン副社長は、ＡＳＥＡＮ経済共同体（ＡＥＣ）の発足を前に、炊飯器、電気鍋、電気ポット、電子レンジなどの電化製品の取り扱い説明書をすべてのＡＳＥＡＮ諸国の言語で作成していることを明らかにした。ほかの商品ラインナップでも一三年三月までに準備を進める。

　ナッタポン氏によれば、一三年初めには新しい冷蔵庫のモデル「東芝ツイスト」を導入する。顧客自身がデザインすることができるというもので、冷蔵庫では初の試み。月間５万台の販売を見込んでいる。このほか一三年には８４インチ型の液晶ＴＶも販売する。


日付 : 2013年01月07日

By : 週刊タイ経済