日産自動車タイランド 12年度販売は13万台見込み
日産自動車タイランドの木村隆之社長は一月二二日、一二年度(一三年三月期末)の日産のタイでの新車販売が13万2000台に達するとの見通しを示した。一一年度の7万6525台に比べて72・5%増を見込む。政府の初めての新車購入者に対する税還付スキームの恩恵で新車需要が急増していることが、販売台数を押し上げている。今年四月からの一三年度は、市場が正常に戻ることもあり、日産の新車販売台数も11~12万台に落ち着くと見ている。
日産はサムットプラカン県のバンナー・トラート通りに工場があり、乗用車とピックアップ車を生産している。年産能力は22万台で、輸出と国内市場向けが半々になっている。一二年には110億バーツを投じて、既存工場に隣接して新工場を建設する計画を発表した。一四年八月の操業を見込む新工場の年産能力は当初7万5000台で、数年後には倍の15万台に引き上げる。新工場ではピックアップトラックを生産する。日産は人気のエコカーの生産ライン確保のため、三菱自動車工業と業務提携し、ピックアップ車の生産を三菱自のチョンブリ県レムチャバン工業団地の工場に委託しているため、既存工場では現在、ピックアップ車を生産していない。
日産が現在、タイで販売しているのは「ティアナ」「シルフィ」「ティーダ」「アルメーラ」「マーチ」「Xトレイル」「ナヴァラ」の7モデル。今年第1四半期には新型「パルサー」をタイ市場に投入する計画。新型パルサーは、1・6~1・8リットルのエンジン・サイズのため、初めての新車スキームの対象にならなかったことから、タイでの発売計画を見合わせていた。今年の新車市場は、新車スキームの終了で、1・5リットル以下の小型車の市場が一服する代わりに、1・6~2・0リットルの乗用車が伸びると予想している。
日付 : 2013年02月04日
By : 週刊タイ経済
日産はサムットプラカン県のバンナー・トラート通りに工場があり、乗用車とピックアップ車を生産している。年産能力は22万台で、輸出と国内市場向けが半々になっている。一二年には110億バーツを投じて、既存工場に隣接して新工場を建設する計画を発表した。一四年八月の操業を見込む新工場の年産能力は当初7万5000台で、数年後には倍の15万台に引き上げる。新工場ではピックアップトラックを生産する。日産は人気のエコカーの生産ライン確保のため、三菱自動車工業と業務提携し、ピックアップ車の生産を三菱自のチョンブリ県レムチャバン工業団地の工場に委託しているため、既存工場では現在、ピックアップ車を生産していない。
日産が現在、タイで販売しているのは「ティアナ」「シルフィ」「ティーダ」「アルメーラ」「マーチ」「Xトレイル」「ナヴァラ」の7モデル。今年第1四半期には新型「パルサー」をタイ市場に投入する計画。新型パルサーは、1・6~1・8リットルのエンジン・サイズのため、初めての新車スキームの対象にならなかったことから、タイでの発売計画を見合わせていた。今年の新車市場は、新車スキームの終了で、1・5リットル以下の小型車の市場が一服する代わりに、1・6~2・0リットルの乗用車が伸びると予想している。
日付 : 2013年02月04日
By : 週刊タイ経済